石窯工房Padre|自宅で手軽に、石窯料理! 石窯組立キットの石窯パードレ。

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お庭にカーサ70 やっぴょん@兵庫県神崎郡さんからのメール

こんにちは。兵庫県神崎郡のやっぴょんです。
2015年10月末にカーサ70を納品してもらい、休日などを利用して、基礎、土台、タイル貼り、煙突、屋根工事を行い、ほぼ完成にこぎつけました。後は、ポリカ屋根の耐熱工事が残っています。

—楽しい?DIY(パードレのカーサ70石窯編)—
Photo1.庭の隅の方をツルハシとスコップで手掘り。結構土が出る。ホームセンターで鉄筋、砂、ジャリ、コンクリを買ってきてベースコンクリ打設。その後、ブロック15cmと追加の鉄筋、砂、ジャリ、コンクリを買ってきて人生初のブロック積み。レーザー水準器がないので、水平器と水盛りで水糸を張って積んだ。反省:基礎掘りした時の残土が意外とたくさん出る。残土処分も考えていない自分にトホホ状態。
Photo01

Photo2.なんとかブロック5段積んで、その後、天板はどうするのか悩んでしまった。きっと型枠というのを造作して、ワイヤーメッシュや鉄筋で補強するのではと思い、ホームセンターの人に相談したら、材料と造り方を教えてくれた。反省:ホームセンターは1tトラックを1時間無料で貸してくれるので便利。だけど、ブロックを我が家で降ろすのに時間かかるから注意。
Photo02

Photo3.トロ箱でセメント練ってコンクリを打った。ホームセンターの人が天場は型枠の上限にもっていったらコテ仕上げしやすいとのアドバイス聞いていたのでその通りしてみた。写真のように木材で均していくとコテ仕上げが簡単。反省:コンクリ練るより、乾くのが早すぎて焦ってしまった。コンクリは2人以上で一気にするのが良いかも。
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Photo4.これがネットで取り寄せた石窯キット「カーサ70」。セラミック製。仮組してみた。セラミックは耐火レンガより軽量で耐火性能が高いかも。25cmサイズのピザ2枚入るサイズ。反省:注文した当時は納品まで1ヶ月程度かかった。納期を確認してから発注するのがいいかも。
Photo04

Photo5.石窯台の上で組んでみた。石窯の下の白いのは断熱材。ノコギリで簡単に切れる。セラミック製の石窯パーツは耐火モルタルで接着する。この時に隙間がないようにするのが肝要。ドーム内で新聞紙を燃やして漏れがないか確認してみた。反省:石窯のパーツを接着していっても最後のパーツが少しズレてしまうことがある。耐火モルタルが乾く前に調整を手早すると良い。耐火モルタルの量は余裕があるので心配いらない。
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Photo6.石窯の周囲に断熱保温材を巻く。丸いドームに平たい厚み5cm程度のものをカットしながら巻くのがコツ。反省:ドームのてっぺんは断熱保温材が自重でへこむので2重に重ねると良い。
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Photo7.断熱保温材をアルミテープを貼って固定。テントウムシみたい。
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Photo8.断熱保温材の上に業務用厚めのアルミホイルで囲む。保温性を高めると共に、この後のモルタル(コンクリと砂を練ったもの)仕上げるため。反省:アルミホイルは穴があきやすいので丁寧に巻く。余分にあるので2重で巻いた方が良かったかな。
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Photo9.アルミホイルをアルミテープで固定。
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Photo10.ホームセンターで亀甲金網を調達。アルミホイルの周りに巻く。亀甲金網にモルタルが絡んでくれやすくなり仕上げができる。反省:亀甲金網はやや多めで購入すること。ドームの表面積は思った以上に広い。
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Photo11.モルタル(セメント、砂を混ぜたもの)をコテで仕上げる。半球体なのでコテで丸く仕上げるのは難しい。反省:意外とモルタル量が必要。もう少し厚く塗っても良かったかな。
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Photo12.気分転換に石窯台用扉を製作。ホームセンターで2×2材を仕入れて、カット、組み立て。
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Photo13.コースレッドというビスで接合するが、見栄えがあるので材木の接合は穴をあけてビスで止めたあと、木栓をする。
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Photo14.折角なのでニスではなく、カラーペイントすることにした。ホームセンターで何色にしようか迷ってたら、家内がこの色と躊躇せずに選んだ。ブルーグレーっていいの?こういうところは女性の方がセンスありそう。
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Photo15.扉の木枠、扉を塗ってみた。こんなのでいいのかな。
Photo15

Photo16.ホームセンターで揃えた部材。結構いろいろいるもの。コンクリビスは振動ドリルで穴をあけるらしい。ホームセンターでは2泊3日315円で貸してくれる。素晴らしい。反省:振動ドリルを使わずインパクトドライバーでコンクリに穴を開けようとして先端を2本も折ってしまった。振動ドリルならあって言う間にあけることができた。振動ドリル恐るべし。
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Photo17.扉を付けた。飾りでアンティークな蝶番も余分に付けた。色はなかなかイケテル。次のコンクリ打設に向けて養生。
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Photo18.家内が石窯の仕上げにガラスモザイクで化粧してほしいというのでネットで検索してたら結構値がする。アウトレットで取り寄せて1枚1枚貼っていった。半日2回。合計1日がかりで手貼りした。ここまでくると根気です。家内は3枚だけ貼って終わり。
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Photo19.何かゴチャゴチャして変。反省:いろんな色よりシンプルに1色の方が上品だと思う。
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Photo20.目地するための道具。こんなんでうまくいくのかなぁ。
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Photo21.ゴムへらでメジセメントを塗りこむ。加減がわからない。塗り過ぎとも思うし、少なかったら目地埋まらないし。でも、これって取れるの?ヤバイ!反省:水の調合と素早くしっかり塗りこむことが大事。最初は乾燥が早くて手探り状態。
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Photo22.百均で買ったクレパー。これはすぐれもの。目地セメントはスポンジで擦り、綿のTシャツで擦り、細かい仕上げはこのクレパーでしてみた。
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Photo23.どう?この仕上げ途中。ガラスモザイクは結構いい感じ。ズレは「味」としてOKにしよう。太陽光によっては綺麗に見える。赤と白の大きなガラスモザイクが家内が貼ってくれたもの。それ以外は私の力作。
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Photo24.こちらは石窯台の縁に使うシートタイプのガラスモザイク。厚みもありいい感じ。
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Photo25.シート上なので貼るのは簡単。写真は目地を塗りこんだところ。
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Photo26.コーキングガンによるシリコンで角の処理。ガラスモザイクの裏に水が入り剥離しないようにするための防水処理を兼ねる。
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Photo27.煙突の支柱用基礎。ベースコンクリ打って、墨出ししてクサビを造り垂直に固定後に2回目のコンクリ打設。
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Photo28.ほぼ出来あがった石窯。煙突の続き、扉の内装などが残っている。
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Photo29.煙突も付け終わった。当初予定していなかった屋根も自分で工事しした。一人で組み立てたのですが、2本支柱で、しかも、雨水処理のための緩やかな勾配が難しかったです。反省:煙突は横に対して縦が2倍以上必要と聞きました。ドラフトと言って窯の温度を上げる状態にするための重要なパーツです。余裕があれば2重煙突にしたかったのですが、これくらいにしておきます。後はポリカ屋根の耐熱処理が残っています。
Photo29

Photo30.向こうの方に見えるのが完成率95%の石窯。
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2015年11月から始めた石窯造り。休日の合間にしていたら7ヶ月もかかってしまいました。うまくいくか初窯が楽しみです。薪はさくらを和斧で割っています。ついでに燻製にも挑戦したいということでチップを乾燥させています。でも、先に田植えをすませないと。
最後までお付き合い有難うございました。