600℃以上の高温に熱せられた石窯本体の熱を逃がさないようカーサは断熱材を使用しています。これにより優れた保温性能と軽量化を可能にしました

　炉　床　用　断　熱　材　

セラミックフロアを平らに設置するためボード形状の断熱材を使用しています。材質はけい酸カルシウムで消石灰、珪藻土などに水を混ぜて練り合わたものす。耐火性に優れ、 比重が軽いため幅広い用途で使われている材料です。カーサ組立キットでは　長さ910ｍｍ　幅　300ｍｍ　厚さ75ｍｍのサイズを必要枚数使用します。

セラミックフロアの下に敷くことで土台に熱が伝わるのを防ぎます。

＜製品仕様＞

熱伝導率：熱の伝わる度合いを表したもの。数値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能に優れています。ちなみに　水の熱伝導率は0.6です。

　ド　ー　ム　用　断　熱　材　

セラミックドームにはロックウール材を覆いかぶせます。ロックウールは、耐熱性に優れた高炉スラグや玄武岩、その他の天然岩石などを高温で溶解し生成される人造鉱物繊維のことをいいます。ロックウールは、微少で大量の動かない空気の壁をつくって熱の移動である熱のロスを防ぎます。

カーサ60,70の組立キットでは幅910mm厚50ｍｍ　カーサ90では幅910ｍｍ厚100ｍｍをロール状で必要長さ使用しています。

ドーム型に合わせるためカットして貼り合わせます。

＜製品仕様＞

実際にカーサ70で断熱マット50ｍｍにコンクリートカバーをしたとき外側の温度をみますと

炉内温度　400℃　　のとき　　外カバー温度は60℃程度です。

　　　
さらに炉内温度が上がったばあいも手で触れる温度です。断熱マットは自由に厚くすることができますので、さらに保温効果を上げることができます。