6月中旬 神奈川県は金時山のふもと、広大なキャンプ場「丸太の森キャンプ場」にある石窯が子供たちに囲まれて活躍中と聞きましたのでお邪魔してみました。 JR小田原駅では階段で励まされながら伊豆箱根鉄道大雄山線に乗り換え終点の大雄山駅まで約20分。
バスに乗り換え10分、少し歩いて足柄森林公園「丸太の森」に着きます。普通は車でしょうけど今回は徒歩。「丸太の森」はとにかく広くって面積は24ha、外周は3ｋｍもあります。ここの魅力はまず「木」です。揺れる木漏れ日、葉っぱをこする風の音、フィトンチッド満喫です。変わったものでは明治時代の古民家や木造校舎の小学校が移築されて映画撮影に利用されているそうです。もちろん定番のアスレチックもあり子どもたちも飽きません。
テントサイトにはファイアー広場もありスポーツクラブや子供会の団体キャンプも楽しめる数少ないキャンプ場です。バンガローもあり結構な規模です。
バーベキューサイト脇の石窯屋根付きシステムキッチン？が立派です。石窯の裏に調理台、流し台とつながり、大勢の子どたちで賑わいそうです。うまく作ってますよね。
石窯は大谷石で10年以上前に公園の方が作ったそうです。耐火煉瓦で床を作り、四角く切り出した大谷石を組んだだけのシンプルな石窯ですが、生き物みたいですね。森の主のような。大谷石のまわりに隙間止めでしょうか薄くコンクリートを塗っているのがそうさせるのでしょうか。
煙突が無いため白い大谷石が黒くなっていますが、中をのぞくと結構温度が高くなっているのがわかります。天井も平板が載せてあるだけで良く燃えるのは奥行きが幅に比べて短いからかもしれません。窯口の大きさもジャストサイズです。
煙突が無くても良く燃えるお利口な石窯ですが、さすがに着火は難しそうで煙は相当出るようです。壁のない東屋ですが煙で充満するそうです。
こちらの森林公園は石窯を使った「ピザ焼き・パン焼き体験」をはじめ古民家での「餅つき」や「家族で森あそび」などの体験メニューが一年を通じていっぱい用意されています。驚いたのはこれら体験メニューは企画から現地でのインストラクターまでを公園管理者スタッフの皆さんが行っているのです。料理、山歩き、いろいろな経験や資格を持つスタッフさんがいるんだそうです。そしてこの公園、どこのきれいに掃除されていました。
いろいろとお話していくださいましたスタッフさん、ありがとうございました。
